第1回Mr.Childrenヤバい歌詞選手権・決勝トーナメント1回戦突破8フレーズ発表
まいど、ミスチル屋です。
前々回、前回からのつづきです。
【前回のあらすじ】
ミスチルワールドカップの最終予選に参加した77の冒頭フレーズの中から見事に予選を勝ち抜いた32フレーズが決まったので8つのグループに分けて各グループの上位2フレーズをノックアウトステージに引き上げた。
ということで、今回は決勝トーナメント1回戦を突破する8フレーズが決まります。
いわゆるベスト8ですね。わー楽しみー。
それではここでおさらいを。
各グループを突破したベスト16フレーズ&決勝トーナメント1回戦の組み合わせがこちら!
<決勝トーナメント進出フレーズ(冒頭編)16/赤太字>
※()内は曲名。区切りは基本1~2フレーズ。
■左側のブロック
新しい靴を履いた日はそれだけで世界が違って見えた(足音~Be Strong)
VS
目の前を横切ろうとするその老人の背中はひどく曲がっていて(横断歩道を渡る人たち)
届いてくれるといいな(Sign)
VS
今僕を取りまいてる世界はこれでいて素晴らしい(CENTER OF UNIVERSE)
ディカプリオの出世作ならさっき僕が録画しておいたから(タガタメ)
VS
例えば誰か一人の命と引き換えに世界を救えるとして(HERO)
隣の人に気づかれぬように僕らだけの言葉で話そう(fantasy)
VS
あのニュースキャスターが人類を代弁して喋る(マシンガンをぶっ放せ)
■右側のブロック
最終のバスにはまだ間に合うかなぁ(Another Story)
VS
何も語らない君の瞳の奥に愛を探しても(Over)
最初からこうなることが決まっていたみたいに(しるし)
VS
評論家の指摘なんか気になんないくらいインパクトこそないけど良い映画だったなぁ(終末のコンフィデンスソング)
優しさの死に化粧で笑ってるように見せてる(himawari)
VS
僕はつい見えもしないものに頼って逃げる(NOT FOUND)
62円の値打ちしか無いの?僕のラブレター(my life)
VS
昨日君が自分から下ろしたスカートのファスナー(ファスナー)
トーナメント表はこちら。(相変わらず見づらいw)
さぁ、いよいよベスト8を決める戦いが始まりました。
決勝トーナメント1回戦の勝者は……こちら!! (勝者は★の太文字)
■左側のブロック
★新しい靴を履いた日はそれだけで世界が違って見えた(足音~Be Strong)
VS
目の前を横切ろうとするその老人の背中はひどく曲がっていて(横断歩道を渡る人たち)
おぁあーーっと!組み合わせさえ異なればベスト4までは確実であった可能性も囁かれていた両フレーズの戦いは、脱コバタケを果たした新生Mr.Childrenの再出発ソングであり、まさに現代版終わりなき旅とも言える「足音~Be Strong」に軍配が上がった!
ぼく「解説のミスターチル奴隷さん、勝因は何だったのでしょうか?」
ミスターチル奴隷「そうですね、オシャレは足元からと言いますからね。実は私も新しい靴を履いた日はとても清々しい気持ちになるというか、歩きやすいですよね。」
ぼく「……」
さて、次の組み合わせの勝者は…
★届いてくれるといいな(Sign)
VS
今僕を取りまいてる世界はこれでいて素晴らしい(CENTER OF UNIVERSE)
おあぁーっと!女性人気も高い「Sign」がベスト8に進出だ!
ありふれた時間が愛しく思えたらそれは愛の仕業と小さく笑ったあああああ!!!(?)
ぼく「解説のミスターチル奴隷さん、勝因は何だったのでしょうか?」
ミスターチル奴隷「そうですね、どこか達観しているような雰囲気の中で断定から入るCENTER OF UNIVERSEに対して、あくまで自身の願望をそれとなく漏らすところから始まるSignのワンフレーズは非常に興味をそそりますよね。人間不思議なもので、はっきりと断定された方がインパクトはあるのですが、どこか含みのある言い方をされた方が、後に響くというか、記憶に残るというか。あれやこれやと考えてしまうんですよね。だからこそ、一つの世界がどう素晴らしいのかよりも、いつまでに誰に何を届けたいのか、それは有形物なのか、あるいは無形物なのか、そもそもなぜ届けたいのか、届けなければならないのか、逆に届けなくてもいいのか、どうやって届けるのか…など、不確定要素が多すぎるんです。だから、良い。」
ぼく「お、おう…(急にスイッチ入ったな)……ということは、結局不確定要素が強いフレーズが有利ということですか?」
ミスターチル奴隷「それは好みの問題ですね。結局はフレーズそのものの、素材そのものの強さなんだと思います。」
ぼく「なるほど。」
そして注目の第3戦は……
ディカプリオの出世作ならさっき僕が録画しておいたから(タガタメ)
VS
★例えば誰か一人の命と引き換えに世界を救えるとして(HERO)
おあぁーっと!ここでディカプリオがまさかの敗退!録画されていた映像に残っていたのは氷山によって半壊したタイタニック号の悲しき姿!
ぼく「チル奴隷さん、ズバリ勝因は?」
ミスターチル奴隷「これはやはり、好奇心の勝利でしょうね。両曲とも、このフレーズだけでは次の展開を正確に予想できません。タガタメは"ディカプリオの出世作ならさっき僕が録画しておいたから"の後に、"もう少し話をしよう 眠ってしまうにはまだ早いだろう"と続くんです。とてもロマンチックですよね。一方で、HEROは"例えば誰か一人の命と引き換えに世界を救えるとして"の後にどんなフレーズが続くと思いますか?」
ぼく「?何でしょうか…?」
ミスターチル奴隷「"僕は誰かが名乗り出るのを待っているだけの男だ"です。こちらも素敵でしょう?」
ぼく「確かに、素敵ですね。とても共感を覚えます。」
ミスターチル奴隷「そうですか。情けない男ですね。」
ぼく「……」
ミスターチル奴隷「先程私は、好奇心の勝利とお伝えしましたね。これは、要はどちらのフレーズがよりその先を知りたくなるかという勝負だったと思うんです。タガタメの場合、"ディカプリオの出世作"=タイタニック、"さっき僕が録画しておいた"=今は誰かと一緒にいる(おそらく自宅)ということがわかります。正直、最初はこのあと夜の営みでも始まるか、どこかへ出かけるのではないかと思いました。」
ぼく「はぁ。」
ミスターチル奴隷「一方で、HEROの場合、"例えば誰か一人の命と引き換えに世界を救えるとして"という情報から推測できる事実は、あくまで空想であることのみです。つまり、これはありふれた日常と空想の対決でもあるんですね。」
ぼく「はぁ。(長いなぁ…)」
ミスターチル奴隷「だからこそ、私はある程度馴染みのある世界よりも、空想でありながらもまだ見たことのない世界、思い描いたことのない世界であるHEROのフレーズに惹かれたのではないかと思います。」
ぼく「へー。」
ミスターチル奴隷「ちなみに、両曲が収録されているアルバム"シフクノオト"ですが、収録順はタガタメ→HEROと続きます。そして、HEROには"駄目な映画を盛り上げるために簡単に命が捨てられていく"というフレーズがあるのをご存知ですか?これは偶然なのかもしれませんが、私はタガタメの冒頭フレーズを想起してしまいましたね。」
ぼく「おお、そうきたか。」
次!
★隣の人に気づかれぬように僕らだけの言葉で話そう(fantasy)
VS
あのニュースキャスターが人類を代弁して喋る(マシンガンをぶっ放せ)
おあぁーっと!ここは下馬評通りfantasyがマシンガンをぶっ放せを下したあああ!!やはり想像を超えた猟奇殺人さえ今や日常ドキュメンタリーということなのかああああ!!
ぼく「どうですか?」
ミスターチル奴隷「これは普通に疑似体験の勝利ですね。」
ぼく「はぁ?」
ミスターチル奴隷「fantasyの冒頭フレーズを聴いた時、夜の薄暗いバーとかレストランで、ミスチルの桜井さんに耳元でこのフレーズを囁かれる妄想をしませんでしたか?」
ぼく「しませんでしたね。」
ミスターチル奴隷「そうですか。つまらない男ですね。」
ぼく「……」
ミスターチル奴隷「簡潔に言うと、どれだけ目の前の歌詞を自分なりに良い形で消化できるかだと思うんです。その点、fantasyの冒頭フレーズはまるで自分が物語の中にいるような錯覚を覚えさせてくれます。もしかすると、国家機密レベルの情報を保持した2人かもしれない。次のフレーズで"知られちゃマズいたいそうな話は特にないけれど"と続いているのでその節はなさそうですが、とにかく、たったワンフレーズで、あたかも自分が当事者であるかのような疑似体験ができるんですね。これはいいですよ。先程のタガタメよりも臨場感がありますしね。」
ぼく「そうですか。次行きましょう。」
■右側のブロック
最終のバスにはまだ間に合うかなぁ(Another Story)
VS
★何も語らない君の瞳の奥に愛を探しても(Over)
おあぁーっと!筆者が個人的にも大好きな曲同士の対決を制したのは、"顔の割に小さな胸や"という歌詞で物議を醸した「Over」だーーー!!!!
ぼく「解説」
ミスターチル奴隷「これはOverの圧勝でしたね。」
ぼく「ほう。理由は?」
ミスターチル奴隷「これ、悲しすぎるじゃないですか。Overは失恋の歌ですが、冒頭のフレーズで既に2回フラれているんですよ。"何も語らない"=語ってもらえない状態まで行き着いてしまったことと、"君の瞳の奥に愛を探しても"=もはや目を見れば彼女の気持ちが自分にないことに気づいてしまっていることです。これは切ないですよ。」
ぼく「で、決め手は?」
ミスターチル奴隷「徹底して情けないところですね。失恋したことで、主人公がこれまでの自分と彼女のことを振り返り成長していく過程が描かれているところが素敵です。」
ぼく「もはや冒頭やないやんけ。」
ミスターチル奴隷「はい。」
次!
最初からこうなることが決まっていたみたいに(しるし)
VS
★評論家の指摘なんか気になんないくらいインパクトこそないけど良い映画だったなぁ(終末のコンフィデンスソング)
おあぁーっと!ミスチルの中ではカラオケで高得点が出やすい分歌うものの7分以上の楽曲であり2番に入ったあたりから誰もが自分のことを桜井和寿だと思い始めてしまうからこそ本当に親しい友達や理解のある知人の前でないと歌うことが難しいしるしがベスト16でまさかの敗退だーーーーー!!!!
ぼく「解説」
ミスターチル奴隷「ワンフレーズでどれだけ勇気付けられたかでしょうね。これ、シンプルに良い歌詞じゃないですか?終末のコンフィデンスソングは全体的にかなり痺れる歌詞なのですが、はじめて聴いた時は、あの桜井さんも一人の人間だったんだ、という匂いをすごく感じた記憶がありますね。ちなみに最後に"批判家の指摘も間違っちゃいないけど今僕らの目の前で起こってることを楽観も悲観もなくちゃんと捕まえたら足元に落とした視線を上にあげ胸を晴れ!"という歌詞で終わるんです。最高ですよね。」
ぼく「は~い」
次!
★優しさの死に化粧で笑ってるように見せてる(himawari)
VS
僕はつい見えもしないものに頼って逃げる(NOT FOUND)
おあぁーっと!そろそろブログを書くのがしんどくなってきたああああ!!!!
ぼく「はい」
ミスターチル奴隷「これはいわゆるタイアップソングですね。映画"君の膵臓をたべたい"の主題歌にもなった一曲です。これは正直、原作の良さを最大限に引き出したところが勝敗を分けたのではないでしょうか。だって、"優しさの死に化粧で笑ってるように見せてる"ですよ。大迫よりも半端ないって。」
ぼく「はい」
最後!
★62円の値打ちしか無いの?僕のラブレター(my life)
VS
昨日君が自分から下ろしたスカートのファスナー(ファスナー)
おあぁーっと!彼女がいる人は絶対に彼女の前で歌ってはいけない一曲でありウルトラマンや仮面ライダーが曲中に登場する「ファスナー」がここで敗退!
ぼく「いかがでしょうか。」
ミスターチル奴隷「おめでとうございます。」
ぼく「いや、おめでとうとかじゃなくてなぜmy lifeが勝利したのでしょうか?」
ミスターチル奴隷「おめでとうございます!!」
ぼく「いや、絶対にもう面倒くさくなっているだろ!何太文字にして重要なフレーズ感出しているんだよ!もうすぐワールドカップの決勝が始まるからって早々に店じまいしようとしているだろ!!いい加減にしろよ!」
ミスターチル奴隷「返信来なかったんだね!残念!それでこそmy life!!」
ぼく「ダメだこりゃ☆」
※ワールドカップの決勝が控えているので以上です。
★ベスト8進出フレーズ
★新しい靴を履いた日はそれだけで世界が違って見えた(足音~Be Strong)
★届いてくれるといいな(Sign)
★例えば誰か一人の命と引き換えに世界を救えるとして(HERO)
★隣の人に気づかれぬように僕らだけの言葉で話そう(fantasy)
★何も語らない君の瞳の奥に愛を探しても(Over)
★評論家の指摘なんか気になんないくらいインパクトこそないけど良い映画だったなぁ(終末のコンフィデンスソング)
★優しさの死に化粧で笑ってるように見せてる(himawari)
★62円の値打ちしか無いの?僕のラブレター(my life)